​慶應義塾大学　内藤恵研究会

　解雇、労働者派遣、副業、年金問題、生活保護...近年、ニュースや新聞でよくこれらの言葉を目にすると思います。実はこれらのテーマは全て労働法、社会保障法と密接に関わるものです。本ゼミナールでは、他の法領域より、より密接に私たちの生活に関係するこれらのテーマを通し、身近な問題について勉強することができるという特徴があります。 

　また本ゼミナールでは、労働法、社会保障法に関する深い知識を得ることはもちろん、研究を進める過程で必要となる「問題発見・解決力」を養うことをも目的としています。ただ単に受動的に知識を仕入れるだけではなく、「今、何が問題となっているのか」を考え、「問題に関する資料」をかき集め、分析し、「問題を解決するにはどうすればよいのか」を考える。このように主体的に学び、考える姿勢を養えることも、本ゼミナールの特徴です。(詳しくは内藤教授本人のコメントをお読み下さい。) 

　面倒見が良く、時に優しく時に厳しい内藤教授の指導のもと、これからますます存在感を増していく労働法、社会保障法について一緒に学んでいきませんか。

 

 

２０１６年度に扱ったテーマは以下の通りです。

　　　　前期　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後期

採用内定・使用期間　　　　　　　　　　　　　　障害者福祉

人事異動（転勤・出向）　　　　　　　　　　　　過労死・過労自殺

労働者概念、人事権（人事考課、懲戒処分等）　　同一価値労働同一賃金

労働条件の決定・変更（就業規則）　　　　　　　企業年金・公的年金

生活保護　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベーシック・インカム概念